タイ人女性との結婚 その2
こんにちは!カイです。
前回書いた「タイ人との結婚」の続きです。
日本でも似たようなことはあるのでしょうがやはりタイの方がパンチがありますね。
ということで僕の周りでタイ人との結婚がうまくいかなかったケース4からいきましょう。
ケース4
40代の日本人男性と30代のタイ人女性が結婚。
日本人男性は現地採用で働いていて月収12万バーツほど稼ぐサラリーマン。
奥さんはバンコクにある有名な大学を卒業している、いわゆる中流家庭のタイ人。
(タイは中流とその下に大きな差があります。)
中流なだけあって食べ物の趣味や音楽などカルチャー面でも話が合う2人の結婚なので側からいていると何の問題も感じない良い夫婦に見える。
結婚して1年ぐらいすると奥さんがカフェを経営したいと言い出す。
知り合いの物件で家賃が1万バーツで借りられ、しかも居抜きなのでほとんど何も手をつけずに始められるということで旦那さんは快諾。
奥さんは大学時代の友達も多いからその友達をお客として呼べば儲かるだろうと。
最初のうちは予想通り、学生時代の友達が集まって連日人が集まった。
1ヶ月ぐらいそんな感じだったのでスタッフを増やし、新メニューも増やしてこのままいけばけっこう稼げるんじゃないかと2人は思っていた。
しかし友達もそんなに暇ではないので次第に来なくなる。
さらにいつも他のお客がいても友達が集まってワイワイやっていたので、一般客は定着する前に離れてしまった。
友達料金でやっていたので最初の頃の売り上げも大したことがなかった。
これではマズイと奥さんはカフェに、友達が作っている服を置いたり絵を販売したりあまりカフェに関係ないところで利益を出そうとし始めた。
その努力も虚しく一向に売り上げは上がらない。というか努力なんてしていないので客が増えるわけがない。
居抜きでやったからオリジナリティは無いしちょっとボロい店内。何となく作ったこだわりのないコーヒーと軽食。
今時のバンコクでこれではさすがに客は来ない。
1年ぐらい続けて一度も黒字にならず、毎月2〜3万バーツの赤字を垂れ流すようになった店に、旦那さんも助言するようになる。最悪閉店してくれと。
しかし奥さんはプライドもあるし友達から3年契約で借りている為それを突っぱねる。
(タイ人はマジでプライドが高いです。)
旦那さんは見えないところで協力しようと店の掃除をしたり、在庫処理のためお昼をお店で食べたり協力を惜しまない。
肝心の奥さんは相変わらずちょこちょこ来る友達につきっきりで、他の客をおざなりにしてしまう素人のような営業スタイルを続ける。
3年目の現在も毎月2〜3万バーツの赤字を垂れ流すスタイルは継続中。呑気に3周年記念パーティの計画をしている奥さんにいつ離婚を切り出そうか迷っているとか。
この話の教訓
『ダメなものはダメと言わないとズルズルとドツボにハマる。』
この話はまだ継続中ですが、旦那さんが本当に可哀想ですし、同時にそれぐらいで離婚を考えるなんて薄情だなとも思います。最近はカフェとBARみたいな形態に変わりましたが出資が増えただけでまるで儲けは無さそうですね。
カフェの営業中に友達と酒飲んで盛り上がっているだけなのでもうダメそうです。
タイ人奥さんのプライドを傷つけないように継続しているだけの無意味な店になりつつありますね。
ケース5
30代同士で日本で結婚。(珍しい)
日本人の旦那さんは美容師で、日本で自分のお店を経営。
奥さんは結婚後タイに先に帰国。旦那さんのお店を売却できたら旦那さんが後からタイに行くという珍しいパターン。
なんやかんやで店を売却し、2年後に旦那さんはタイへ。
タイで2人でコンビニを経営する約束をしていたらしい。
店を売った資金もあるので早速ことを進めようといろいろ調べていると奥さんが、
「やっぱりコンビニはやりたくない。籍は入れたままでいいから別れてくれない?。」と。(ビザのことを気遣ってくれてのことらしい)
せっかく来タイしたのにいきなり別れを切り出してくる奥さん。
この2年で考えが変わったのをなかなか言い出せなかったらしい。
仕方ないのでコンビニは諦め、タイの美容室で働く旦那さん。
今さら日本に帰って恥を晒すぐらいならとタイに留まることに。
旦那さんは結局10年タイにいて帰国した。
この話の教訓は
『考えつかない状況すら想像しなければならない』
騙されたわけではないけどちょっと理解できないところに着地した珍しいパターンですね。結局旦那さんが帰国する時に離婚するんですけど旦那さんが何も文句を言ってなかったのが印象的でしたね。
全員がそうとは言えませんが比較的問題が起こりやすい日本人とタイ人の結婚。
次は恋愛編を書きたいと思います。