(本)レンタルチャイルド
コロナ禍のタイでまた痛ましい事件が。
バンコク近郊の化学工場で5日、大規模な爆発が起きて19歳の救助ボランティアの男性が無くなりました。
この工場は化学物質を扱っているとして、さらなる爆発の恐れがあったことなどから半径5キロに住む住民が避難しているとのことです。
この事故現場は日本人が多く住むスクムビットエリアから10キロちょっとしか離れておらず、不安が広がっています。
この事故も痛ましいのですがそのすぐ後に出た記事、
なんとも悲しい事実。
コロナの影響なのかみんな少しずつ余裕がなくなってきている気がします。
今から20年ほど前、アジアに興味を持ち始めたばかりの頃こんな本に出会いました。
『レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち (新潮文庫)』の感想
— カイ (@kaoyai4) 2021年7月6日
僕がアジアに興味を持ちはじめた頃に読みました。
あれからどれくらい世の中は良くなったのか。#ブクログ https://t.co/4c46dlwknz
『レンタルチャイルド』
タイトルからして衝撃的なこの本は、インドに蔓延る物乞いビジネスについてストーリー仕立てで描かれています。
マフィアによって連れてこられた子供が物乞い女性にレンタルされ商売として成り立っているという衝撃の内容。そのレンタルされていた子供ももちろん明るい未来を得ることはできない。ドラッグや売春などの犯罪に染まり人生が好転することはない。
すごく簡単にいうとこんな内容の本なのだが、初めてこの本を読んだ時は本当に衝撃を受けました。
ハッピーな要素が1%もない本を読んだのはこの時が最初でしょう。
今のタイはまさにこんな状態でしょう。
もともと寄付などを積極的に行う人が多いイメージでしたが、死者を利用して儲けようとする人が出てくるとは。
それほどコロナの影響で経済的に不安定な人が増えているということなんでしょう。
かといって僕にできることなんてそんなにはありません。
今いるお店のスタッフを守るために毎日やっていく、それだけです。
【中古】レンタルチャイルド 神に弄ばれる貧しき子供たち / 石井光太 価格:540円 |